現在大きな含み損ですがw、LTSを1100株保有しているshigeです。
2021年3月18日に、YOU TUBEでLTSのウェブセミナーが開催されました。
前回記事でも書いた通り夏のセミナーから社長コメントにどれだけ変化があるかを検証してみたいと思います。
これから業績相場に転換すると言われているので注目を集める前に仕込めるよう行動して行きたいですね。
この記事の内容
前回と今回のセミナーの内容の違い
当方の将来予測
でお送りします。
情報源はこちらの動画
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営業利益率について
34:15~
前回記事でも注目した営業利益率。
今回のセミナーでも24年度に15%という目標は
「無理なく達成できる」
と確認できました。
ここで重要なのは
業績見通しについては”いろんなことがあっても達成するだろうという数字”を出している、
という事です。
特に興味深かったのは「子会社の営業利益率について」の話ですね。
LTS単体では営業利益率は15%ある。しかし子会社が5%行かない程度との事。
しかしLTS”グループ”としての案件を獲得して行けば子会社の営業利益率も改善し、
さらに人事、管理、経理、営業事務などの部門を共通化すれば効率の良い経営ができる。
そして中経にもある「人材獲得のペースを上げる」、「顧客との関係を強める」、と合わせて活動すれば
24年の営業利益率15%もまあ達成できるだろうと話しています。
販管費などの経費について
前回の記事で”カギ”とした販管費について、動画内ではほとんど触れられていません。
売上が増えたからその分販管費が増えるという訳ではない、という事は不変のようですが。
ただ人件費については
今年75名採用、来年以降100名採用していくとの事なのでその辺の負担が想定内で収まるか、もっと掛かるか注視ですね。
そして中経達成方法の3つ目”ナレッジ(知識やノウハウ)の共有”が進めば、
・教育研修費も節約できる。
・お客さんの信頼も上がる。(中経達成方法の2つ目)
・契約が長期化・高額化する。
と予測できます。
まあ、子会社よりLTS本体の方がリソース多いのは明白ですから、
上手く使って開示している以上の数字を出していただきたいですね。
四季報予想値
先日四季報が発売されたので確認しておきます。
企業概要には
既存客はグループ会社への横展開進む。既存顧客は業務内製化で業務内製化で外注費減る
とあります。
財務状況は
22年12月期 売上・・・85億円 営業利益・・・8億円 純利益・・・3.4億円 1株益・・・121.1円
とあります。
計算すると営業利益率は9.4%。
あともう一歩というところ。
ただし、これに上方修正が乗ってくると思うので
早ければ来年度に営業利益率は10%越える可能性が出てきました。
現在、株価は低迷中ですが業績が良いのは間違いないので、
不要な情報に左右されずもう少し我慢すれば評価されるかもしれませんね。
M&Aについて
41:08
45:28
今までのM&Aは人材の採用という意味合いが強かった。
しかしこれからのM&Aは違った切り口になるかもしれないとの事。
違った切り口とは
・新たな顧客
・新たな体制
・新たなサービス
と話しています。
ただしこれは予告ではないので注意です。
また、動画の中でM&Aについて「できるとしたらこの数年間」と話しています。
という事は今後DX需要がより進むので、それに応えられる体制を作れるのは
今の内だと解釈しました。
まあ、実際に数字として出てくるには時差があると思いますが。
個人的な見解
前回の記事で当方はM&Aは人材採用の意味で「質から量」に変わると書きました。
しかし今回のセミナーでは
・新たな顧客
・新たな体制
・新たなサービス
を乗せたいという事なので、

ただM&Aの
根本的な”質”が変わる
訳なんですね。
大きめの会社を買収すれば業績はその分大きくなる。
しかし、それを維持していくノウハウや体制がなかったので、
これまでは地力をつけることに注力していた。
そして節目が来たというところでしょうか。
良い流れだと思います。

ただ、M&Aが業績を優先するとしたら、人材採用はどういう方法を使うのでしょうか?
今LTSはプラットフォーム事業に力を入れていますから、そこからの採用が増えるのでしょうか。
アサインナビを活用して優秀な人を引き抜くとか、お客さんから良いIT人材を口コミで紹介されるとか、
産学連携しているのでイベント等で良い人が見つかったら声をかけるとかでしょうかね。
いずれにしても何か目途がついたので路線変更するのではないか、と思えました。
そういう意味ではM&A用の10億円をどう使うかも楽しみです。
これまでのM&Aでエンジニアの確保はできました。
しかし、コンサルの増員がいまいちです。
ならばここをM&Aで補ってくるのかな?
FPTコンサルティングジャパンを買うのか、今はまだ名前が出ていない企業を買うのか。
海外進出について
1:09:12
将来の大きな飛躍のカギを握っている海外展開。
前回の記事でも注目点としていましたが、
コロナの影響が原因なのか、大きな進展はなさそう。
ただ、
今回のセミナーでは合弁会社を日本だけにとどまらず、インドネシアとか
アメリカに増やしていくのがわかった事が収穫でした。
そもそもFPTと協業している理由は
FPTにコンサル機能がない為LTSが補っている
FPTの顧客基盤を使うと海外展開しやすくなる
という事ですね。
これについては今までのセミナーでも触れられてきました。
そして海外展開する上で大切なのは
・顧客
・サービス
・体制
の3つで、
一番難しいのが”顧客”。
海外展開できるように、体制についてはエンジニアとかコンサルタントを集めてきました。
ただ、顧客基盤が弱かった。LTSはこれまでに海外企業と直接仕事をしたことはあるけど、関係が長く続かなかった。
だからFPTの顧客基盤を使わせていただこうとも話しています。
特に、
アジアの老舗企業やユニコーン企業・デカコーン企業がコンサルやIT関連に払う単価は日本企業とほぼ一緒らしいです。


そういえば、年金の情報処理を中国系企業に頼んだら情報が漏れたことは記憶に新しいですね。
おまけに国や企業のトップが高齢者ならデジタルへ移行が遅れるのは必然です。


今回のセミナーでは具体的な進捗は聞けませんでした。(FPTコンサルティングジャパンのコンサルタントは80名になっていることは分かった)
それでも海外渡航が全面解禁になった時に備え、
コツコツと戦略を練っていってほしいですね。
まとめ
・数値目標の達成は堅い
・M&Aの質が変わる
・海外展開は停滞
上手くまとめられなかった印象ですが、
何か参考になっていれば幸いです。
まあ、業績が良いのは分かっているので、
あとは大口がいつ買ってくるかが肝ですね。
目先は業績相場への転換を楽しみにして
資産の増加を待ちたいと思います。
ありがとうございました。