書評 株式投資

4つの堀で利益をガッツリ!! 「千年投資の公理」 書評

2021年3月29日

 

LTSが大化けしそうな予感がしているshigeです。

今回は他のブログを見ていて気になった「千年投資の公理」の書評をしてみたいと思います。

 

銘柄選別をする時、独創的なサービスを提供している会社を選ぶことが成功への近道です。

実際、当方もIRJでそれを経験済みですが、いざ他の方に伝えられるほど

解釈できているかと言えば

 

shige
いいえ

 

と言わざるを得ません。

 

こういう時は先人の知恵を拝借したいと思います。

全部で263ページなのでミネルヴィニの本がかわいく思えます。

読破するのもそんなに「難しくない」、という見切り発車のまま

書評をしていきます。

 

この記事の内容

1~4章の要点

 

 

こんな方におすすめ

  • 投資の世界の”堀”って何?という方
  • 投資は業績とビジネスモデルを重視しているという方

昨年から続いている金融相場がそろそろ終わり、

今年は業績相場となりそうなので、こういった機会に関連する知識と見識を深めたいと思います。

 

聞き手
知識と見識の違いって何?
それは聞くな
shige

 

というレベルでお送りします。

 

 

千年投資の公理

著者 パット・ドーシー

監修 鈴木一之

訳 井田京子

 

書評②はこちら

4つの堀で利益ガッツリ!!「千年投資の公理」 書評 ②

  LTSが大化けしそうな予感がしているshigeです。 今回は他のブログを見ていて気になった「千年投資の公理」書評の続きです。 ...

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著者紹介

パット・ドーシー

CFA(公認証券アナリスト)、モーニングスター株式リサーチ部門のディレクター。

同社の株式評価システム(モーニングスターレーティング)や経済的な堀のレーティングの開発における中心メンバーの一人。

 

 

経済的優位性の事を「堀」と呼んだのはバフェットで、

それにより投資家にも広まったようですね。

今回初めて知りましたw

 

要は唯一無二のサービスを提供している会社を探す、という事
shige
聞き手
とは言うものの、感覚的な話なのでスクリーニング使えないし、”社会の仕組み”をどれだけ知っているかがカギだわね

 

基本的に社会は競争が当たり前になっています。

しかし、争わなくていいならそれに越したことはない。

特に、当方が保有しているLTSは勝者総取りではなく、利益を分かち合う「IT業界」に所属しています。

 

身近な視点で考えられそうです。

 

堀は4つある

4つの堀について取り上げた画像

この記事では2つを解説

①無形資産

②顧客の乗り換えコスト

③ネットワーク効果

④コストの優位性

 

つまり「他社を寄せ付けず、お客さんを魅了し続け、同時に多くの人が使えて、経費が掛からない」サービスを提供できているか?という事。

 

株式を買うという事はその会社の一部を買うという事。

その際、現在の価値ではなく将来その会社が生み出す価値を先取りして買う。

 

ただ将来において他社が新規参入してきて保有している会社の利益が減ることはよくある。

そんな状況を未然に防いでくれるのが経済的な「堀」。

 

投資家の性格にもよると思うが、短期間で一気に稼いで株価が元に戻る「行ってこい」の銘柄より、

普通の利益を長い期間安定的に稼ぎ、株価も右肩上がりを続ける銘柄の方が安心して保有できる。

 

 

ただし以下の事が経済的な堀と勘違いされやすいので注意が必要

・優れた製品

・大きな規模

・効率経営

・優れた経営陣

優れた製品はすぐに模倣される。

それによって市場のシェアも盛衰が激しい。

効率経営もすぐ模倣される、

経営者が組織に及ぼせる影響力はさほど大きくない(企業風土が変わりにくい事は一目瞭然)。

 

どれだけ競争しなくていい状態に持って行けるか、そしてそれを持続できるかが大事という事。

 

例題としてはいまいちですが、テレビ業界、特にNHKなんてその典型。

現在ネットに押されてテレビ業界は広告料が激減していると言われています。

しかし、NHKはテレビを観ていない世帯からも受信料を徴収し続け、

しかもネットにつなげる環境にある人からも受信料を取ろうとしています。

 

国民からいわゆる”スクランブル化”の声が上がっても、

番組の質を維持できなくなることを理由に、

現在の体制を続けようと煙に巻きます。

そして国もNHKを擁護しています。

 

まさに「経済的な堀」に守られています。

 

 

 

 

無形資産とは?

無形資産について取り上げた画像

見えない力が大事

・価格決定力がある

・当局の認可がある

・特許の分散と開発の継続をしている

 

価格決定について、一般的に優秀な商品にはブランド力があり、競争が有利になると考えがち。

しかし、本来ブランド力とは値段が高くなってもその商品を買ってくれることを意味している。

 

つまりディズニーランドの様に、テーマパークなんて他にいくらでもあるのにあえて高い入場料を払ってまで、

来園してくれるブランド力があるか?という事。

ブランド力があれば企業側に価格決定権があるので経済的な堀になる。

 

 

当局の認可について、認可が下りるためには厳しい審査を受けなければならない。

そしてその手続きも煩雑(多分時間もかかる)。

それが十分な参入障壁になる。先に例に挙げたNHKがその典型。

 

ただ、認可は取り消しになる可能性もあるし、商品の特許も期限があるので

それらを複数保有していることがリスク回避につながり、ひいては”堀”の強化になるとの事。

 

 

乗り換えコストとは?

乗り換えコストについて取り上げた画像

後発商品には相当メリットがないと乗り換えない

・顧客の事業に密接にかかわる

・金銭的な面

・再訓練

 

本に挙げられていた例題だと、

会計ソフトをA社からB社に乗り換える際、

B社のソフトにインポート機能がついていたとしてもユーザーは、

重要な情報の移行を逐一確認したいという気持ちになる。

 

また移行する際のトラブルや、

やり直しの手間などのリスクを考えると

「A社のままでいいか」という考えになる。

 

 

顧客が直接使うシステムの移行でトラブルが起きると信用を無くすので、多少料金が高くても現状のシステムを使い続けるのは想像に難くないね
shige

 

お金については言うまでもないです。

乗り換えた先に相当なメリットがないと現状維持と考えるのは妥当な事。

 

 

再訓練ついては、従業員の多い会社ほどその負担が重い。

訓練するための時間、手間、お金、顧客への説明。

 

また、従業員側がシステムに適応できたとしても顧客側からの問い合わせが殺到する可能性もある。

 

ここで思いつくのが昨年、コロナの定額給付金の支払いの件。

ネット申請の多くが間違いや未記入などの不備があり、

行政側の確認作業が膨大になったことは記憶に新しい。

 

さらにe-taxを使った確定申告もいまいち普及していない。

やはりそれも顧客やユーザー側の”乗り換えコスト”が

髙いことが影響しているだろう。

 

まとめ

・堀は4つある

・無形資産とは「お客さんをつなぎ留め、他社を寄せ付けず、リスク分散する」手段の事

・乗り換えコストとは「精神的負担、手間、お金、労力」などの事。

 

次回の記事では残りの2つの堀を取り上げます。

 

真似されるものはそれだけ魅力があるという事なんですが、

実際の企業活動には支障になるので、

いかに競争しなくていいかが大切ですね。

 

もっともNHKの様に国とズブズブの関係な企業はどれだけ利益があっても、

当方は投資しません。

 

まっとうな健全な企業に投資したいのです。

 

ありがとうございました。

 

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    shige

    年齢 アラフォー

    住居 愛知県

    職業 個人投資家 ブロガー

    町工場勤めから2020年本格的に個人投資家へ転身。 中長期投資なのでファンダメンタルズを重視しています。

    このブログで自分の成功体験・失敗談・ノウハウを公開していきたいと思います。初心者の方に参考にしていただけたら嬉しいです。また、生き方や生活に関する記事もUPしていく予定です。よろしくお願いします。

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