四季報銘柄

銘柄分析 ジャフコ(8595)は2番底から復活なるか

2020年3月30日

ジャフコの記事を扱ったアイキャッチ

ここからの上昇を期待

 

最新四季報の付録に営業利益率ランキングが載っているのですが、このブログでは当分の間四季報の特集記事がどの程度信じられるか検証することをテーマにしたいと思います。

今回は売上高営業利益率ランキング3位に輝いているのが「ジャフコ (8595)」です。

 

営業利益率は「58.33%」。事業内容はざっくり言えば投資会社で企業買収も行うようです。

 

営業利益率はこの四年間で毎年50%以上を確保して

 

それではひとつひとつ分析していきましょう。

 

 

 

注意ポイント

ここでベースにしている四季報の数値はコロナショックをほとんど踏まえていないので、当方の分析もあくまで目安程度に考えてください

 

事業内容は「投資会社」

主に未上場会社に積極的に投資をしてハイリターンを狙う投資会社。企業買収(バイアウト)も行う。

いわば「投資信託」の形を取っていて、株式取得後も対象企業の価値を図る為に経営関与を強める。

収入源は取得した株の売却益、ファンドの管理報酬、成功報酬。

 

チャートは横ばいから大幅下落

ジャフコの5年チャートの図

ここら辺で2番底となるか注目です

当方はいつも3年チャートで見ることが多いですが、念のため5年チャートも確認しました。

御覧の通り2回大きく上昇した後は下落続きで今回のコロナショックで直近の下値2310円付近まで下がってきています。

もし参入するなら26日移動平均線を越えた後の方がよさそうです。

 

成長性は海外のファンドが支えている

ジャフコの成長性を表した図

古参の投資会社なのでさすがに扱う数字も大きいですね。

ここで気になるのはROAと見出しの言葉です。

売上が300億円と巨額なのでそれに圧倒されてしまいますが、ROAは5%台とギリギリで健闘しているレベルです。

個人的には7%は越えていないと安心できませんので。

 

四季報の見出しも「剥落」とあります。新ファンドの管理収入は好調ですがIPO関連が思ったように進んでいないことで売却益は伸び悩みとの事。

 

紙媒体の四季報には「大幅増額」とあるので前号より営業利益は30%増える予想ですが、昨今のソフトバンクの様に投資会社は株の含み益という幻の利益に左右される部分が大きいので油断はできませんね。

EPSの推移は年度の広範に伸びる傾向

四半期ごとのEPSの推移

3Q から増えていく感じです。

四半期ごとの推移を見ていく事で会社の成長スピードに陰りがあるかどうかがわかります。

この2年間の推移を見ていると1Q、2Qは緩やかで3Qから急激に数値が増えていくパターンになっています。

 

前年同期比で見ると1Qはほぼ▲50%と不調で、2Q、3Qで急回復という投資会社ならではの動きとなっています。今期の3Qの時点で前年の最終EPSは越えているので安泰と言えば安泰ですが投資するタイミングを慎重に計った方がよさそうですね。

 

売上高の推移

ジャフコの売上の推移の図

このところは勢いに陰りが。

こちらも四半期ごとの推移を見て成長スピードを調べてみたいと思います。

四季報に合った通り今期は売上が後ろにずれこんでいることがわかります。

 

昨年は1Q → 3Qは好調だったものの3Q → 4Qはほぼ横ばいになっています。

前年同期比で見ると1Q,2Qは大きくマイナス。3Qで持ち直した状態です。

昨年通りなら今期も4Qは横ばいになるパターンですが、海外で立ち上げたファンドの動向次第では売上急増も期待できるので乱高下に惑わされず丁寧に分析していく必要があります。

 

ROA

15.3期は11.6&、16.3期は8.0%、17.3期は4.6%、18.3期は12.7%、19.3期は5.5%

今期の最終ROAは6.2%となっています。

 

直近5年間の推移を見ていると凸凹の状態です。ROAは5%越えていれば合格なのですがここの会社は資産が増えたり、純利益が減ったりと浮き沈みの激しい状態がデフォルトなので、ROAもそれにつれて安定さを欠いています。

 

当方のような弱小投資家にとってはなかなか参入タイミングを計るのが難しいです。

 

 

倒産リスクはほぼなし

ジャフコの倒産リスクを表した図

営業キャッシュフローが大きくマイナスになっています

最新の四季報ベースでは倒産リスクはまずないです。

もっとも四季報よりチャートの方が先を行っているのであくまで参考程度にとらえてください。

 

自己資本比率は50%を越えているか?

15.3期は78.7%、16.3期は88.5%、17.3期は87.4%、18.3期は83.7%、19.3期は88.6%

 

こちらも盤石ですね。業種によって変わりますが日本の企業の平均は40%と比べると随分余裕があります。

 

営業キャッシュフロー

15.3期は28822、16.3期は12788、17.3期は15117、18.3期は7425、

19.3期の営業キャッシュフローのマイナスは法人税を払ったことによりマイナスとなっています。

気になる数値ではありますが、この5年間でマイナスはこの1回のみと言う事で様子見というスタンスにします。

 

 

まとめ

ポイント

倒産リスクの心配はないが、成長スピードはバラツキがある

売却益より管理報酬、成功報酬が軸になっている

利益の振り幅が大きい為、買い注文を入れるタイミングは慎重を期す必要がある

製造業だと大きな工場を作ったり、高額な設備を導入したり、従業員をたくさん雇ったりして経費が掛かります。

その点投資会社はパソコン1台あればできてしまう仕事ですから、身軽で不景気には強いですね。その分競争相手も多いと思いますが今後はいかに利益を伸ばせるかにかかっているでしょう。

 

当方は投資会社への投資は実体がない分だけ予測が難しく基本的に回避の方針を取っています。

読者のみなさんの内、ジャフコへの投資を考えている方がいらっしゃったら、この記事を参考にしつつ、十分にご自身で分析した上で判断してください。

ありがとうございました。

 

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    shige

    元々はギタリストになりたくて専門学校に入学したが挫折。 地元・愛知に帰りアルバイトや工場勤めを経験して今に至る。 投資スタイルは「中長期投資」 2017年から投資していた「アイ・アールジャパンホールディングス」が株価8倍になったことをきっかけに、本気で仕事を辞め投資家生活に入ることを画策中。このブログでもノウハウを公開していく予定です。

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