四季報銘柄

銘柄分析 「手間いらず 2477」は営業利益率以外も鉄壁!

2020年3月27日

 

手間いらずの分析記事の為のアイキャッチ

時代の追い風を受けた企業です。

コロナショックで世界中が混乱していますが、この状況を生き残れるのは経費が掛からなくて独自のサービスを持っている企業だと思います。

そして最新四季報の付録に営業利益率ランキングが載っていたのですが、その2位に輝いているのが「手間いらず (2477)」です。

営業利益率は「68.57%」。事業内容は宿泊施設向け予約管理システム販売が主力です。

営業利益率はこの四年間で毎年50%以上を確保しており、インバウンド効果を十分に受けています。

それではひとつひとつ分析していきましょう。

 

注意ポイント

ここでベースにしている四季報の数値はコロナショックをほとんど踏まえていないので、当方の分析もあくまで目安程度に考えてください

 

成長性

手間いらずの今期の成長性を表す図

ここまでは順調のようですね。

 

EPSの推移は順調

この2年間の四半期ごとのEPSの推移を見てみると、毎期20円以上の増加を続けています。前年同期比で見ても約50%と成長のスピードに衰えはないようです。株主としてはこのEPSの増減が自らのリターンにつながるので常にチェックを心がけたいところです。

手間いらずの四半期ごとのEPSの推移を表した図

6月決算の為、データが少ない事をご了承ください

 

年間EPSで比べてみても、

15.6期は24.4円、16.6期は35.4円、17.6期は49.5円、18.6期は71.2円、19.6期は89.7円

となっており、毎年15円~20円程の増加で推移しています。

 

売上高の推移も順調

こちらもまずこの2年間の四半期ごとの売上の推移から見ていきたいと思います。

毎期、3億円以上の増加をキープしており今期の1Qから2Qにかけては4億円の増加となっています。

前年同期比で見てもここまで順調なのは一目瞭然ですね。

手間いらずの四半期ごとの売上高の推移を表した図

売上増加の勢いはキープできていますね。

ただし、旅行業と言う事で今回のコロナショックによる外出禁止、各イベントの中止のあおりをモロに受けるはずです

四季報のコメント欄には「新型肺炎の影響吸収し営業益続伸。21年6月期も宿泊管理の契約拡大、開発費等軽く吸収。増配。」とありますが、これは当てにならないでしょう。巨大な設備や大量の従業員を抱えている業態ではない為、ある程度の減益ならば耐えられるでしょうが、今の状態が長く続くと業績の修正が発表される恐れも高くなります。その点は要注意ですね。

 

ROAは5年で2倍以上増加

 

15.6期は7.7%、16.6期は9.7%、17.6期は12.3%、18.6期は14.9%、19.6期は16.0%

総資産の増加はこの5年間でおよそ10億円と緩やかなものにとどまっています。

それに比べるとROAは2倍以上になっているのでかなり資産が上手く使えているようですね。ここの会社は社長が筆頭株主で発行されている株の「76.5%」を保有しています。だから経営判断と決断のスピードも速くそれがしっかりと業績に表れているようですね。

 

手間いらずのホームページを見ると、販売状況によって値段を自動調整してくれたり、サイトが違っても同じフォーマットで予約情報が上がってきたり、サービス「TEMAIRAZU」シリーズを提供しているようで、ホテル側のニーズにばっちり合っていますね。

 

よってEPS、売上、ROAと3つの指標を見る限りここの会社はここまで順調に来ており、今後はこれまでの勢いをキープできるかが成長のカギになりそうです。

 

倒産リスク

手間いらずの倒産リスクの図

財務は大丈夫です。

自己資本比率は90%以上を堅持

 

15.6期は94.3%、16.6期は90.9%、17.6期は94.1%、18.6期は92.2%、19.6期は91.9%

毎年90%以上を維持しており何も問題ないです。超優秀です。

 

 

 

営業キャッシュフロー問題なし

15.6期は286578、16.6期は275832、17.6期は288642、18.6期は511979、19.6期は586399  (千円)

営業キャッシュフローは万全ですね。

 

線のチャート

手間いらずのローソク足と26日移動平均線のチャートの図

緑が26日移動平均線です。

昨年の4月から大きく上昇を始め今年に入って6920円まで上昇。その後は他の銘柄と同様に大幅下落。27日金曜の終値で3995円で取引終了しました。

節目の2000円前後で反発するか、さらに下落するか。つくづく旅行業界は水物だと感じます。

チャート的には綺麗な右肩上がりだったので経営体力のあるうちに相場が回復してほしいです。

 

まとめ

・最新の四季報ベースで考えれば、成長性は絶好調、倒産リスクはほぼ0。

・ただし、コロナショックの影響を受ける業種なので、すぐに投資はしない方が良い。

「インバウンド効果、経費が掛からない、社長が筆頭株主(それも70%以上保有)」等好条件が揃っています。

チャートを見ると今の状況による足踏みがもったいないですね。

ただ、潜在的に旅行をしたい人は日本人、外国人問わずいつでもたくさんいると思うので会社側がどんな対策を打ってくるのか楽しみです。

 

当方もインターネットを使って何度かホテルに予約をしたことがあるのでこの業種には親近感があります。チャンスがあれば投資をしたいので定点観測を続けていきたいと思います。

みなさんも是非この記事を参考にしてみてください。

ありがとうございました。

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    shige

    元々はギタリストになりたくて専門学校に入学したが挫折。 地元・愛知に帰りアルバイトや工場勤めを経験して今に至る。 投資スタイルは「中長期投資」 2017年から投資していた「アイ・アールジャパンホールディングス」が株価8倍になったことをきっかけに、本気で仕事を辞め投資家生活に入ることを画策中。このブログでもノウハウを公開していく予定です。

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