四季報銘柄

銘柄分析  イー・ギャランティ(8771)は目の付け所が良い企業

2020年4月3日

最新の会社四季報には特集として「営業利益率ランキング」が載っています。

当方はそのランキングがどの程度信用できるのか?投資対象として考えていいのか分析しています。

今回、分析するのは営業利益率ランキング8位の「イー・ギャランティ(8771)」です。

事業内容は「債権などのリスク引き受け業」で、営業利益率は45.50%です。

 

以下HPへのリンクです

 

注意ポイント

・ここでベースにしている四季報の数値はコロナショックをほとんど踏まえていないので、当方の分析もあくまで目安程度に考えてください

・この記事の有効性、正確性、正当性を保証するものではありません。よってこの記事の情報をもとにして被った損害の責任は負いかねます。

株の売買は自己判断でお願いします。

 

結論・・・不景気に強い

イー・ギャランティの記事の結論の図

スキマ産業ですね。

 

事業内容・・・債権引き受け業

商品代金の未回収分や貸したお金の未回収分を「保証」という契約で引き受け、企業同士の取引で生じる様々ななリスクに備えるサービスを提供している会社。

 

強み・・・リスクの高い債権を分散できる

・信用リスクの引き受け、流動化に特化した企業

・全国の地銀への販売網を保有

・一つの債権をイー・ギャランティだけで引き受けるのではなく、債権を細かく分けて金融機関にも引き受けさせることで高額なリスク債権を低価格で引き受ける事ができる

・価格設定をする際財務諸表だけではなく、既存の顧客や金融機関からの情報をデータベース化し倒産確率を出している。よって信用リスクをセグメント化でき、お客様に納得してもらえる価格設定が可能となっている

・ストック型ビジネスである事

 

19.3期の決算説明会資料には、「倒産件数減少に伴い、平均保証料率は低下傾向が継続。保証残高は3,887億円と前年同期比12.6%増だったが、売上高は5,573百万円と前年同期比9.2%増となりました。」とあります。

当方の解釈では「客単価が若干減った」と言う事なのですが、現在のコロナショックの影響でまた客単価は上昇するかもしれません。

チャート・・・コロナの影響なし

 

イー・ギャランティの5年チャートの図

TradingView提供のチャート

週足の5年チャートです。18年に2回株式分割をし、さらに今のコロナショックがあるにもかかわらず株価は4/2に年初来高値1777円を付けています。

やはり不景気になれば倒産も増えるので債権回収という業態が伸びてくるのは明確ですね。それに伴う連想買いが株価を押し上げていると思われます。

今後も期待できそうです。

当方の注目指標

イー・ギャランティの注目指標

全体的に緩やかな推移です。(画像クリックで拡大)

全9項目あります。

上の5項目が成長性に関わります。下の4項目が倒産リスクに関わります。

特にこの5年で年間EPSは77.3%増加しており、確実に稼ぐ力をつけています。利益剰余金も5年間でおよそ170%増加、2.7倍です。

倒産リスクに関わる数値は横ばいか緩やかに低下している状況です。

 

成長性

イー・ギャランティの成長性の図

これからが楽しみです。

四季報による営業を強化したことで地銀をはじめとする販売ネットワークが拡大。さらに大和ハウス等と提携し物流施設の入居者の在庫データを活用した融資保証を開始した模様。ますますの業績拡大の可能性があります。

四半期ごとEPSの推移

イー・ギャランティの四半期毎のEPSの推移の図

安定感がある伸びです

四半期毎のEPSの推移を見て稼ぐ力が伸び続けているか、衰えが見え始めているかを検証します。

この2年間毎四半期、およそ10円以上の増額を維持。前年同期比で見ても50%以上を維持しています。

景気が緩やかに回復していると言われている一方で、この会社のEPSが伸びていると言う事はそれだけ倒産や代金が払えない企業も増えていると言う事です。

これからは不景気に強い銘柄が伸びてくるでしょうね。

ROA

資産の回転率を見るROA。

この5年間は10%前後で推移。指数としては5%を越えていれば優良なので充分合格点ですね。

資産がこの5年間で71%の増加にとどまっているのでROAもさほど伸びていないという状況です。

 

四半期ごとの売上の推移

イー・ギャランティの四半期毎の売上の推移の図

こちらも安定しています。

利益を出すためにはまず売上を出さなければいけません。そして業績を拡大するためには売り上げの拡大が大前提です。

四半期毎の売上の増加具合も見ておくことでEPSと合わせて企業の成長スピードが図れます。

およそ毎四半期14億円ずつ増加しており成長スピードを維持していると言っていいでしょう。

前年同期比で見ても6%台後半~7%となっており、堅調ですね。

倒産リスク

イー・ギャランティの倒産リスクに関わる数値の図

営業利益率ランキングに入っている企業は倒産リスクが低い傾向

 

自己資本比率

50%以上で合格と言われている自己資本比率。

イー・ギャランティは最新四季報地で71%越えなので優良ですね。

特に言う事はありません。

 

 

営業キャッシュフロー

最新四季報値では

1881百万円

この5年間で見ても、11億~18億円台で推移しています。事業をしてしっかり稼げていることがわかります。

ちなみに財務キャッシュフローがプラスになっているのは、自己株式売却によるものだと思われます。

なぜ売却したのかはわかりません。そんなに資金が必要だとは思えないのですが。

まとめ

・事業内容的に不景気の方が利益が出やすい

・ストック型ビジネスなので業績に安定感がある

分析した感想は日本人は金融リテラシーが低いので売上債権等を扱った専門業者がいるなんて思いませんよね。だから「ニッチな分野に目を付けたな」という印象です。

昨日分析したアイ・アールジャパンホールディングスも不景気には強いと思いますが、イー・ギャランティ方が国内で終結する仕事なので、当方個人では買い候補です。大和ハウスのような超大手企業とも提携を始めたので今後の業績の伸びが楽しみです。

 

もっとも記事の冒頭にも書きましたが、読者のみなさんは各自で投資判断をしてくださいね。

 

今日も読んで頂きありがとうございました。

 

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    shige

    元々はギタリストになりたくて専門学校に入学したが挫折。 地元・愛知に帰りアルバイトや工場勤めを経験して今に至る。 投資スタイルは「中長期投資」 2017年から投資していた「アイ・アールジャパンホールディングス」が株価8倍になったことをきっかけに、本気で仕事を辞め投資家生活に入ることを画策中。このブログでもノウハウを公開していく予定です。

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