株式投資

案件は完了して利益になる。IRJの2022年3月期業績予想に注目。

 

半導体不足がLTSの取引先に影響しないかドキドキしているshigeです。

 

現在の当方を作ってくれたIRJ。

先月下方修正を出したことで当日は全市場でもっとも値下がりした銘柄となりました。

期ズレが原因ですが、今月の本決算発表で期ズレ分と新たな数字がどの程度載って来るか注目です。

 

そこで今回はIRJの買うタイミングを分析してみます。

 

・実際に買うかどうかは各自で判断してください。

・数字はすべて概算であり目安程度に考えてください。

 

この記事の内容

・ビジネスモデル面から分析

・チャート面から分析

 

 

事業の動向から考える

この記事の結論の図。「無理して買うタイミングではない」

短気は損気とはよく言ったもの。

 

 

本決算後の業績見通しと、

チャートの形状が整ってからでも間に合うと予想します。

 

例えば、

会社四季報の予想値では22年3月期は

売上・・・120億円 営業利益・・・58億円 経常利益・・・58億円 純利益・・・39億円、EPS219.6円

 

となっています。

しかし周知のとおり下方修正。

なので21年通期の売上82億円が20年期と同じ26%増、それに11億円足しても114億円。

 

22年の売上は四季報予想に届きません。

そしてこれを基に計算すると

営業利益・・・55億円 経常利益・・・55億円 純利益・・・36億 EPS・・・200円

 

まあ売上が落ちるなら当然の結果です。

営業利益率48%は文句なしで素晴らしいのですが。

 

 

ポイント

仮に会社が発表する業績予想が四季報の予想より低かったら、”ガッカリ売り”が出ることは明白です。

 

もちろん四季報より良い予想を出してくることもあるので、

見通しが不明瞭な現時点では動かない方が賢明ですね。

 

定性的には?

プラス要因

・ワクチン普及でコロナが収束の方向へ進む

・新しく立ち上げた子会社の活躍

 

アメリカではすでにワクチンの接種が進み一部地域ではマスクをしないで外出しても良い、なんて報道も聞こえてきます。

世界で最も被害を受けたアメリカが本気になった時の行動力はすさまじいものがあります。

 

一方の我が国日本は、何をするにも遅いですね。

依然あったワクチンの副作用によるトラブル(インフルエンザ?)で厚労省は及び腰になっています。

もっともそうなったのはディアや国民の責任でもあるので一概に国が悪いと思えないのですが。

 

ただ、昨年と同じなら夏場はコロナが勢いを弱めるのでその間に多くの人がワクチンを打てば、

この会社の事業環境としては面白くなると予想します。

 

 

新しく設立した子会社の動向もプラス要因です。

 

当方が成長していく企業の特徴として注目している条件の1つに、

「事業転換している」があります。

 

あの世界一の自動車メーカートヨタだって元々は機織り機のメーカーだったのです。

そこで得たノウハウを応用して自動車分野に進出しました。

 

当方が今保有しているLTSも

企業のデジタル化のコンサルティング ⇒ コンサル&DX化支援

と変容して大きく業績の伸ばしています。

ちなみに現在はIT人材の引き合わせサイトの運営に乗り出しさらなる事業転換を図っています。

 

IRJも

印刷物の発行 ⇒ 実質株主判明調査 ⇒ 投資銀行業務

と主力業務を変えてきました。そこに新たな子会社が活躍すれば面白い展開になりそうです。

 

企業の寿命は30年と言われています。

時代が変われば人が変わる。

人が変われば要望が変わる。

だから要望に応えられれば生き残り、答えられなければ消えていく。

 

そういう意味で事業転換している企業に注目です。

 

とはいうものの

 

マイナス要因

・テレワークしにくいビジネスモデル

・単一事業なので業績への影響が出やすい

 

ゴールデンウィーク前に再び緊急事態宣言が出ました。

IRJは昨年1回目の緊急事態宣言時、営業活動ができなくて大きな影響を受けました。

6月から通常業務に戻し遅れを取り戻そうとしましたが、先月には下方修正という運びになりました。

まあ、テレワーク出来ないのはマイナスポイント。

 

四季報には「大型案件獲得」「伸長」「上振れ」などポジティブな言葉が並んでいたのですが、

やはりそこは株式投資と同様、獲得しただけではなくきっちり完了させる(決済させる)ことが重要ですね。

 

これから社会のデジタル化が進むのはほぼ確実。

経費の節約という意味でも、コロナが収束後、出張や対面を軸とした企業の

アドバンテージは薄らいでいくような気がします。

 

LTSの樺島社長の言葉を借りるなら「F1マシンよりラリーカー」の様にどんな

社会になっても収益を上げていけるビジネスモデルに変革していく必要を感じています。

 

IRJは良い企業ですが、IR・SRコンサルティング以外にもう一つ事業を持っていて欲しいですね。

 

少なくても決算発表の度に上方修正と自社株買いを連発していた2019年の再現は期待してはいけないです。

 

ボリンジャーバンド

 

IRJの5年チャートのキャプチャ

トレーディングビューより。5年チャート

 

IRJの1年チャートのキャプチャ。

トレーディングビューより。日足1年チャート

 

 

上記のチャートは週足5年の表示です。

3Q決算を発表した2月から株価が大幅下落していますね。

その後、順調に売りをこなしカップウィズハンドルのカップの部分を形成と思ったのですが、

下方修正発表とともに再度下落。

 

業績の進捗の悪さをもろに受けた格好です。

 

このチャートから読み取れるのは

・株価が-2σに触らず上昇

・ミッドバンドまで株価が上昇して上髭を付けた

・バンドがまだ収縮していないのでトレンド継続

 

 

過去には-2σに触らず上昇を続けている場面もあるので、

一概には言えませんがふるい落としが十分でないかもですね。

 

MACD

・短期線(約3か月)がプラス圏で反転し、その後下落

・ヒストグラムが薄緑から濃い緑に悪化

 

以前の当方ならこの場面で買っていたと思います。

しかし、LTSの大暴落を経験して

「MACDの2本の線が2つともマイナス圏に落ちて、再度反転してきたら買い準備」、

という法則を学びました。

 

2本の線の乖離を表したのがヒストグラムなのですが、

ヒストグラムが濃緑⇒薄緑(下落の勢いが弱まったサイン)になっても、それがプラス圏で出た場合は、

充分にふるい落としが終わっていない事があるようです。

 

現に、1年チャートで見ると2月~3月に2本とも線がマイナス圏に転落。

そして先月上昇してきたので買い、と判断するでしょう。

しかし、5年チャートで見るとプラス圏を維持をしています。

 

自分の保有期間に応じた時間軸で見ることが大切ですね。

 

ポイント

「2本の線がマイナス圏に入った後反転して、ヒストグラムも濃緑⇒薄緑になったら買い準備」

 

 

RCI

・5年チャートでは-80ラインに触って現在はプラス40

・1年チャートではプラス80ラインに触って現在はマイナス圏にある

 

一般的に買いシグナルは

・-100%ラインに近づき反転・上昇し始める

・-80%ラインを越えたら発注

 

売りシグナルは逆で、

・プラス100%ラインに接近して反落・下落を始める

・プラス80%ラインを下回ったら発注

 

5年チャートではマイナス圏から上昇中(プラス40)なので、”絶好の買いタイミング”という訳ではない。

1年チャートでは既に下落を始めているのでこれも買いタイミングではない。

 

ただし、RCIはプラス100に張り付いたまま株価が上昇する事も良くあるので、

今回用いたチャートの中では重要度は最も低いです。

 

当方の感覚ですが、チャートの相性はボリンジャーバンドとMACDが良で、

補足としてRCIを使うようなイメージです。

 

まとめ

・期ズレ分を載せた業績予想が出せるか?コロナ次第ではまた未開示の可能性もある。

・テクニカルチャート面では無理して買う場面ではない。打診買いならあっても良い。

 

コロナに加えて半導体不足など日本市場にとっては苦しい場面が続きますね。

ただ、実際に買い物に出かけてみると多くの人でにぎわっているので、

メディアの騒ぎっぷりが滑稽に思えてきますw

 

IRJは中経を作らない理由の1つとして

「今は社会の変化が早いので先が見通しにくい」、

事を上げていましたが皮肉にもコロナによって、それが現実のものとなってしまいました。

 

ただ、当方にとって母校のような会社なのでこれからも応援を続けるとともに、

「完了して(利確して)はじめて利益になる」事を改めて感じました。

 

ありがとうございました。

 

    • この記事を書いた人
    • 最新記事

    shige

    年齢 アラフォー

    住居 愛知県

    職業 個人投資家 ブロガー

    町工場勤めから2020年本格的に個人投資家へ転身。 中長期投資なのでファンダメンタルズを重視しています。

    このブログで自分の成功体験・失敗談・ノウハウを公開していきたいと思います。初心者の方に参考にしていただけたら嬉しいです。また、生き方や生活に関する記事もUPしていく予定です。よろしくお願いします。

    おすすめ記事

    1

    考え方を変えれば人生が変わる 雇われ先に左右されない生き方として株式投資があります。 短期売買は難しいですが、中長期投資なら個人投資家にも利 ...

    2

    当方もまだまだ勉強中ですが、実際に投資したり銘柄検索をしていて手ごたえのあったやり方を紹介していきます。 shige中長期ファンダメンタル投 ...

    3

    四季報銘柄を中心にして分析しています。 ファンダメンタル分析の実践編です。 有名投資家の本を読んでいい所取りしたり、自分の経験則を用いて銘柄 ...

    4

      読書をする人が減っていると言う事は、読書をすることで他人と差別化ができるとも言えます。 また、全部読み通す必要はなく、自分にと ...

    -株式投資

    Copyright© 当方見聞録2 , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.