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投資スタイルが違ってもミネルヴィニやオニールを読む理由 3つ

投資スタイルが違ってもミネルヴィニやオニールを読む理由3つの記事のアイキャッチ

歩く四季報をめざす女
そういえば、中長期投資のアンタがどうしてオニール・ミネルヴィニの様なモメンタム投資(短中期投資)の本を読むの?

 

という疑問があると思います。

 

答えは

自分の投資スタイルをより強固にするため
shige

です。

 

この記事ではその具体的な理由を述べてみたいと思います。

参考にしてください。

 

 

 

この記事の内容

本を読む目的

 

この記事に向いている方

ミネルヴィニの手法を整理したい方

 

 

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①銘柄選びの基準を知る

当方の様な中長期投資家はその企業の業績拡大に合わせて自分の資産を増やしていく事を狙っています。

徐々に業績が拡大していくと短期投資家達に注目されるので、彼らの力を使って株価が上昇します。

ということは、短期投資家達が買い始める前に仕込み終わるのがベスト。

 

オニールやミネルヴィニ達はファンダメンタルズをそれほど重視していませんが、一応基準としては

・売上とEPSが年間と四半期で25%以上上昇している事

・ROEが17%以上ある事

等を上げています。

 

当方としてはこれらの基準になる一歩前、売上とEPSが20%増加をコンスタントに出せるようになってきたら

買い候補としています。

 

仮に短期投資家達が売ってしまったとしても、その後も引き続き成長していくのが理想ですね。

 

長期投資だと数字になる前に投資できる

一般的に銘柄探しをする時は四季報の数値を使ったり、スクリーニングにかけたりして見つけ出します。

株探を使う時だって業績としてはっきりと数字を出している銘柄が候補になります。

 

ただし、今のAIは決算資料に書かれた文章を分析する事は

できていないようです。

あくまで「現在発表されている数値」しか把握できていない。

 

決算短信に「来期は売上が30%増加の予定」ならAIが反応するかもしれないですが、 「来期も事業環境はよく、引き続き顧客の需要は底堅い」ならAIは反応できないでしょう。

 

AIができるのは「答えの決まっている定型の作業」で、

前例のない作業は人間に分があるらしいです。

定型とはつまり「数字で表すことのできる作業」。

 

となれば文章を分析して投資するのが人間の最大の強み。

 

そもそも成長株投資は「業績という数値」がどんどん拡大していくことを期待しているはずです。

現在出ている数字だけで将来を限定するのは本末転倒です。

 

 

スポーツに例えて言えば

短期投資家の考え方は選手の育成時間を節約する為、

お金で時間を買い他チームから主力選手を奪ってくるようなもの。

 

 

一方、長期投資家の考え方は高卒ルーキーを

4,5年かけてじっくり育てるようなもの。

即戦力とは行きませんが、上手く育ってくれればチームを

代表する生え抜きとして活躍してくれます。

 

もちろん全員が上手く育つわけではないですが、

数字に表れる前に動くのが長期投資家の醍醐味です。

 

②資金管理を知る

当方は対象企業の業績が伸び続けている限り保有を続けることをシナリオとしていますが、

それでも暴落・調整が来ると心理的ストレスはあります。

 

ポジションを取り過ぎていることが原因で、資金管理への認識が薄いかもしれません。

もっとも業績が伸び続ければ株価が回復・上昇していくのは明白なので落ち込むこともないですが。

 

一方、短期投資家はトレード1回での値幅が小さいので、

利益を出す為にポジションを増やさなければいけません。

 

しかし、一気に増やすと下落した時のダメージも大きくなります。

だから短期投資家の方が資金管理の意識について敏感だと思われ、本を読む目的もそこにあります。

 

 

以前記事にした「成長株投資の神」で、ミネルヴィニたちの資金管理は概ね以下の通りとなっています。

1つの銘柄に投資する額は最大で資金全体の25%。そしていきなり25%を突っ込むのではなく

まずは5%から初めて株価の上昇に合わせて徐々に買い増ししていく。

 

25%投資したとして損切ラインを買値の▲5%にすると損失は資産全体の1.25%、とも記述されています。

資金が1000万円で250万円投資すると損失が12万5000円。

これなら平常心を保っていられる損失額ですね。

 

ただ、一説によるとこういった投資本はあまりに難しい理論とか数字を使うと初心者がわからないので、

あえてわかりやすい数字(損切は7~8%など)が書かれているらしいです。

 

なのでポジションに関してもこれをとっかかりにして、

自分に合ったポジションサイズを試行錯誤で見つけ出していくのが現実的ですね。

 

 

最初にどれだけ投資するか?

当方はIRJで800万円の利益を得ることができました。

しかし、投資した金額が150万円弱だったので、7倍でも1000万円にしかなりませんでした。

 

当時の投資資産は700万円だったので25%で175万円。

妥当な水準ですが、物足りなさもあります。

 

2018年10月~2019年の年明けにかけてIRJの株価が45%落ちた時があったので、

底で買い増しすればよかったのですが、当時はそんな精神状態じゃありませんでした。

 

今思うとあんな万全の財務体質で、しかも競争相手がいない唯一無二の会社は

なかかな現れません。だからその会社を見つけ出した自分をもっと信じて

買い増しすればよかったと思っています。実にもったいなかったです。

 

ポジションの問題はこれからも永遠に付きまとう課題でしょうね

 



③売買タイミングを知る

いくら長期投資家といっても最後は注文を出さなければいけません。

その際、チャートを重視する短期投資家達の考え方を参考にできます。

 

オニールやミネルヴィニが買うタイミングは新高値を更新した時です。

下落・調整を経ての買い時を表す図

ここまで綺麗なチャートが出てくるかという問題もある

 

上の図で言うと株価が下落幅の2/3まで回復してきたら買い準備。

そして前回の高値を越えてきたら買い注文を出すという流れです。

買い注文を出すタイミングは分かりやすいですね。

 

強いて言うと2/3まで回復した後さらに横ばい期間があるのでそこでも買い準備というパターンもあります。

 

 

売るタイミングについては難しいですね。

モメンタム投資の利確のセオリーは

・ベースが3つ以上になった時

・長い上昇の後で出来高を伴った大陽線が出た時

・窓開けの寄り付きが3日続いた時

などがあります。

図にするとこんな感じ。

 

当方の失敗例から学ぶための図

当方がLTSを買った時の失敗から学んでください。

 

一番上の週足チャートの赤丸を付けたところから1~2週間前が天井圏。出来高も多くその後下落していますね。

 

ちなみにファンダメンタルズ面からの売り時を考えてみると

業績拡大の伸びが鈍化した時

投資すべき対象ではないとわかった時

粉飾決算などの事件があった時

他にもっといい銘柄が見つかった時

などです。

 

損切ラインについてはオニール、ミネルヴィニ共に通常時は▲10%までに行っているようです。

 

 

当方の感覚ではファンダメンタルズ面での売り時は判断しやすいですが、

テクニカル面での売り時は自分の気持ちをいかに抑えらえるか、がカギだと思います。

売りサインが出たら実行できるか。状況に合わせて動けるかという事ですね。

 

まとめ

投資スタイルが違ってもオニールやミネルヴィニの本を読む理由は

①銘柄選びの基準を知る

②資金管理を知る

③売買タイミングを知る

この3つを参考にして長期投資にも生かせそうなものを取り入れる為です。

 

結果的に生かせるものがなくても「自分には今の手法があっている」とわかる事だけでも

充分に本を読む価値があると思います。

 

投資は誰の為でもなく自分の為に行うもの。

毎日コツコツ取り組んで自分で自分の将来を明るくしましょう。

ありがとうございました。

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    shige

    年齢 アラフォー

    住居 愛知県

    職業 個人投資家 ブロガー

    町工場勤めから2020年本格的に個人投資家へ転身。 中長期投資なのでファンダメンタルズを重視しています。

    このブログで自分の成功体験・失敗談・ノウハウを公開していきたいと思います。初心者の方に参考にしていただけたら嬉しいです。また、生き方や生活に関する記事もUPしていく予定です。よろしくお願いします。

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