
今回はそんなお悩みにお答えします。
アイ・アールジャパンを無名時代から保有し、今年800万円の利益を得たshigeです。
成長株投資の代名詞オニールとミネルヴィニの本について記事にしてきましたが、今回はその両者の違いについて解説したいと思います。
どちらも高額な本ですので買うかどうか迷われている方も多いと思います。
当方も完全に内容を把握しきれていないのですが、この記事が買う時のきっかけになればうれしいです。
給料が伸びないサラリーマンの強力なお供はデイトレでもなく、スイングでもなく、バリュー株でもなく、成長株です。
しっかり自分に投資して経済的自立できる準備を進めて行きましょう!
この記事の内容
オニールの本とミネルヴィニの本の共通点・相違点
両著の位置づけ
よく「量質転嫁」と言いますが、
下手なビジネス書を100冊読むよりこの2冊を再読・熟読した方が圧倒的に良いです。
という訳で本編スタートです!
目次
結論・・・ミネルヴィニ → オニール → ミネルヴィニ の順で読もう
オニールの本・・・成長株投資の極意「CAN-SLIM」が詳細に書かれている
CAN-SLIMとはオニールが編み出した大化けしそうな銘柄を簡単に見つける投資法。
その内容をオニールは600ページ以上に渡って解説しています。
それだけ聞くと読む気失せますが、
実は615p以降の「覚えるべきルールと指針」という章に本の内容が簡潔にまとめられているのです。
ですから、まずはそこを読んで概要を掴んでから具体的な内容に入っていくという順番が良いのではないかと思います。
ミネルヴィニの方がオニールよりシンプル
ミネルヴィニの投資法はSEPAと呼ばれています。
内容はオニールと基本同じで将来大化けしそうな銘柄を早いうちに買う事なのですが、
こちらの本は全部で379P、オニールよりは重要な事を図解にしてくれているのでとっつきやすいのではないかと思います。
(掲載されているチャートはご都合主義な部分があるように感じますが)

ですからこれから読む方はまずはシンプルなミネルヴィニから入り、詳細なオニール、最後にミネルヴィニの順が良いのではないかと思います。
共通点
どちらも成長株投資なので基本的に内容は重なっています。
・売上以上の利益は出ないのまずは売り上げが伸びているか確認する
・持ち株数によって利益を割り当てられるのでEPSの増加も見る
・その際、従業員リストラや建物売却など単発の方法で利益を出していたら注意する
・正しいタイミングで買えれば10%以上株価が下がることはない
数字については両者微妙に異なるのですが、

損切ラインについてはオニールは買値から7~8%、ミネルヴィニは10%。
この数字の違いもあくまで目安で最後は投資家自身が自己責任で決める事と思います。
相違点
利確のタイミングについては違うなと思いました。
オニールは「クライマックストップ、出来高減少、指示線ブレイク」などの項目を上げ説明しています。
さらに
クライマックストップ・・・一日の出来高が最大、窓を開けて寄り付いたら天井が近い、大商いなのに株価が上昇しない
出来高の減少・・・少ない出来高で新高値、3回目や4回目のベース、最高値からの下落
支持線ブレイク・・・1日の株価下落が最大、週間出来高が最多になって株価が下落、200日移動平均線が下向き
など各項目について利確ポイントを細かく説明しています。
ミネルヴィニも「ベースが3つから5つ出来たら天井が近い」「平均利益率が30%なら・・・」と数字を出してはいますが、
そこまで詳細に説明しているわけではありません。
それよりは
「ナンピンは敗者の戦略」
「損失を取り戻すには、もっと多くの利益が必要」
「節約したお金は稼いだお金と同じだ」などリスク管理における心構えの言葉
が印象に残っています。
売り時は各々の資金やリスク許容度に応じて日々研究して売却のタイミングを決めることが大事。
その為のきっかけとして著名な投資家の手法を参考にするのが良いと思いました。


尚、この記事では省略しましたがチャートについては過去記事で基本事項だけ触れています。
興味を持たれた方はそれぞれの書評と一緒にご覧ください。
聞き手「オニールの成長株発掘法」を読んでみたいけど、分厚すぎるから誰か要約してほしい ... 後編の結論はタイトル通り 「絶頂時に売れ」 です。 アイ・アールジャパン ... 聞き手成長株投資についてもっと知りたい。何かいい本ない? 今回はそんなお悩みにお答えし ... 聞き手ミネルヴィニは基本的にオニールと同じなのね。でもミネルヴィニならではの投資法と言えば何だろう? ...書評 「3回連続 25% 7%損切」 が肝 「オニールの成長株発掘法」①
書評 「絶頂時に売れ」 が肝 オニールの成長株発掘法 ②
書評 「第2ステージで買え!」 ミネルヴィニの成長株投資法①
書評「EPS20~40%増狙い」ミネルヴィニの成長株投資法②
まとめ
成長株投資のオニールとミネルヴィニの本を比較のまとめ
読む順番は ミネルヴィニ → オニール → ミネルヴィニ
共通点は 売上・EPSが伸びているか確認する。もみ合い後の高値更新時に買う。
相違点は 利確のタイミング。オニールは具体例を挙げているがミネルヴィニはシンプル
所々違う部分もあるかと思いますので、この記事を参考にして実際に読んでみてください。
それがオリジナルな投資法につながるはずです。
オニール、ミネルヴィニ、2人とも短期間での売却を想定しているようですが、
良い銘柄を見つけられたら急いで売却する必要はなく、バフェットのように長期投資するのも良いのではないかと思います。
アメリカに比べ日本は市場が小さいので成長にも時間がかかるものかと。
そして
「損切ラインは自分でコントロールできるが利益がどこまで伸びるかは誰もわからない」
ので自分の知っている範囲で判断せず、損切ラインをしっかり決めたらあとは流れに身を任せていくのが理想形ですね。
とあるニュースによると2020年代はDXの時代になるそうなので、当方が保有しているLTSが10バガーになるのも夢ではないと期待しながら、
終わりたいと思います。
ありがとうございました。