株式投資

ファンダメンタル投資の教科書で倒産リスクの診断をする ②

倒産リスクについて扱った記事のアイキャッチ

シンプルな内容だからおぼえやすい

調整相場でも淡々と次の上昇相場に向けて準備をしているshigeです。

 

前回に続いて今回は残りの3項目について述べてみます。

株式市場では儲ける異常に損をしないことが重要と言われているので、本のページ数もそれなりに多くなっています。

倒産のリスクが自分で判断できれば財産を守る事と増やすことが両立できるので頑張っていきましょう。

 

shige
尚、この記事に出てくる四季報の数字はコロナショックをほとんど踏まえていないので、一つの目安としてとらえてください

 

この記事では「ファンダメンタル投資の教科書 改訂版」に沿って解説しています。

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この記事を読むメリット

他人の言葉に惑わされず自分で考える力がつく

下落相場の時にも一喜一憂せず対応できる

 

不景気や下落相場は必ず来ます。でもずっとその状態が続くわけでもないです。

だから深刻にならずに前向きに勉強していきましょう。

 

 

⑤債務超過になっていないか

債務超過とは何かを説明した図

単純だけどこれができてない企業もある

債務超過とは、資産より負債の方が多い状態を言います。つまり、資産をすべて売却、換金しても負債を全額返済することができないという危険な状態です。

p45より

まあ、これは当たり前ですね。

収入より出費が多くては活動すればするほど赤字になるのは明白です。

 

一般家庭で言えば、

毎日フルタイムで働いているけど給料が低くて生活が苦しいなら、副業する、転職する等の「収入を増やす」対策が考えられます。

逆に給料は普通にあるけど、飲食、車など見栄を張るためにお金を使っているのなら、自炊する、軽自動車に乗り換えるなどの「出費を減らす」対策をしなければいけません。

企業活動も同じで、古い機械を無理に使っていれ無駄な電気を使うし修理代の方が高くつくので新しい機械を買う。

人数は足りているけど仕事が回らないなら配置転換して新しく人を雇わなくてもいいようにする。そのために普段からコミュニケーションを取るなど対策が考えられます。

 

前日にUPした記事に書いた通り、利益剰余金は今までの企業活動の利益を積み重ねたもの(すべてが現金というわけではない)。それが▲という事は根本的に企業活動を見直さなければいけませんよね。でも、それができてないから利益剰余金が▲になっていると言う事です

そういった企業は投資の対象から外した方が賢明です。

 

⑥赤字続きでないか

何年も赤字が続いている場合も注意しておきましょう

p46より

特に3年以上赤字が続いている時は要注意との事です。

では、「赤字が続いているかどうかはどこで見ればいいか?」。

それは「1株益」を見ればわかるとの事。

1株益とはいわゆるEPSですね。

 

売上から経費を引いて、本業以外でのお金の出入りを計算して、単発のお金の出入りを計算して、税金払ったものがEPS。

EPSは自社株買いなど発行されている株式数が減れば数値が上昇するので、数値が上昇しているからと言って必ずしも業績が好調というわけではないのですが、その企業を判断する上で重要な指標になります。

まあ、EPSを見る時は自然と売上や営業利益等も見るので間違った判断をすることはそうそうないと思います。

 

shige
サッカー界でも最近は「ファイナンシャルフェアプレー」なんて制度が導入されており、赤字や債務超過について厳しい環境が出来上がっております。

 

ヨーロッパサッカーの場合は選手の移籍に関わるお金が暴騰した事でクラブの破綻が相次ぎ、その対策として導入されたようです。

ひどい時は主要な大会への参加資格はく奪など、「持続可能な経営」が重要なテーマになっています。

 

サッカークラブも資本社会の中での運営ですから、財務の問題からは離れられませんね。

 

⑦継続企業の前提に関する重要事象の記載がないか

企業概要の箇所に、「継続企業の前提に重要事象」や「継続企業の疑義注記」という記載がある場合は要注意です。

p46より

本の中に例示された企業「2586 フルッタフルッタ」はかなりの重症ですね。

「継続企業の疑義注記」はもちろんですが、2014年12月に上場した後6720円の高値を付けましたがそこから一気に雪崩のように株価が下落。2020年3月24日現在で株価は168円近辺で推移。上場来高値から▲97.5%の下落。まさに”上場ゴール”です。

 

最新の四季報でこの企業の財務を確認すると、

・自己資本比率は赤字なので計測不能

・これまでのトータルの利益を表す「利益剰余金」が▲25億24000万円。

・営業CFは▲1億5200万円。

・現金同等物と有利子負債の差は本に例示された時と比べると▲1億6000万円増えている。

等々数え上げたらキリがないです。しかも東京五輪に合わせて販売戦略を立てていたようですが五輪は延期になりそう。

そういった細かい数字を端的に表したのがコメント欄の「継続前提に疑義注記」と言う事なんですね。

EPSは徐々に改善しているので今後も継続していっていただきたいです。

 

当方が依然保有していた「6192 ハイアス・アンド・カンパニー」で検証してみます。

現在のハイアス・アンド・カンパニーの財務状況を表した図

当方が売却した昨年9月から進歩していない印象

 

・自己資本比率は32.5%

・これまでのトータルの利益を表す「利益剰余金」が8億4200万円。

・営業CFは5億7600万円。

・現金同等物と有利子負債の差は▲1億9300万円。

フルッタフルッタに比べると随分かわいく思えますね。

この企業は中小の工務店のコンサルティングをしながら「R⁺house」という住宅の販売をしています。

しかし最近は台風の影響で業績の下方修正を出しており、コロナの影響次第では厳しい経営状況になることが想定されます。

しかも、昨年新株発行したにも関わらず、途中で銀行からの融資に切り替えたという事実があるので資金繰りに余裕があるとは言えません。

 

保有こそしていませんが、ファンダメンタルの勉強をする上での実例として当方はこれからもハイアス・アンド・カンパニーに注目していきます。

 

まとめ

債務超過になっていないか

赤字が続きでないか

継続企業の前提に関する重要事象の記載がないか

このブログでは不景気であっても次の上昇相場に向けて準備をしていこうというスタンスで記事を書いています。

しかし、今の相場だと経営体力のないマザーズやジャスダックに上場している企業は倒産のリスクが非常に高いので、今回ご紹介した7つの視点で投資対象の企業を自分なりに分析していきましょう。

当方もまだまだ勉強中で記事の内容に怠りがあるかもしれません。決して人の考えを鵜呑みにせず自分で判断していける力を養いましょう。

ありがとうございました。

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    shige

    元々はギタリストになりたくて専門学校に入学したが挫折。 地元・愛知に帰りアルバイトや工場勤めを経験して今に至る。 投資スタイルは「中長期投資」 2017年から投資していた「アイ・アールジャパンホールディングス」が株価8倍になったことをきっかけに、本気で仕事を辞め投資家生活に入ることを画策中。このブログでもノウハウを公開していく予定です。

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